宮前幼稚園・宮前おひさまこども園では、子どもとかかわる保育者が、子どもとの関わりの中でどのように心動いたを大切にしている

それを支えるのが、日々の記録
新人の先生たちは週1回、その週の中で印象的だった場面を取り上げて保育記録に綴り、全職員でSlackというアプリ上で共有している

新人の先生たちの子どもへのまなざしもとても素敵です
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〈S先生の保育記録〉

Hは入園当初は表情が固く、笑うことや発言がほとんど無かった。
バスを待つ間読んでいた絵本『かおかおどんなかお』(作:柳原良平)は、他の子どもが笑った顔、悲しい顔、甘い顔など様々な表情を楽しむ中、Hは何度読んでも表情は変わらなかった。
しかし、この日は反応の違いがあった。クラスでも表情が豊かになり、発話も増えたH。
この日は久しぶりに『かおかおどんなかお』を読むと、いい顔と笑った顔の際には、その表情を真似することを楽しんでいた。
怒った顔や悲しい顔の場面では表情は変えず、「やらない」などと伝えてくることもあるが、少しずつ変わってきている姿を見て、とても嬉しく感じた。

これを通して、Hは園生活に慣れ、徐々に幼稚園が安心できる場所であるという認識になってきていることがわかった。日々の保育においても通りすがりの保護者や保育者にも笑顔で手を振って関わっており、笑顔でいることを楽しんでいるようである。
これからはHにとって幼稚園が「楽しい場所」「安心できる場所」だとより感じられるように遊びを通して楽しい時間、落ち着く時間など様々な時間を共有していきたい。
そしてHにもっと色んな気持ちを表情や言葉にして表現していいことを伝えていきたい。そのためにも日々、自分から「楽しいね」「気持ちがいいね」「かなしいね」などの気持ちを言葉にして伝えていきたい。