環境による教育

本日は川崎市の公立幼稚園の園長先生・看護師の方々で組織されている川崎市公営保育所看護師研究部会の皆様が、宮前幼稚園・宮前おひさまこども園の環境について視察に来てくださいました。

オリエンテーション

園の理念をスライドを用いながらお話ししています。
大人が何かを教え込むのではなく、多様な環境の中で子どもたちがのびのびとあそぶ中で育つことの大切さをお伝えしています。

オリエンテーション後は、実際に園庭や保育室の中で遊びこむ子どもたちの姿を見学していただきました。

ターザンロープを披露中

一見すると〝危険〟な環境も子どもにとっては挑戦し成長につながる場です。

園では〝危険〟をリスクとハザードに分けて考えています。

リスクとは?
自分たちで「危険」を見極め、自らの力で乗り越えられるものなのかどうかを判断し、挑戦していけること。

ハザードとは?
子どもが自分で予測し、対処することが難しい「危険」
例えば、ネジが緩んでいる。床が抜けそう。などの危険です。

宮前ではリスクは大切にハザードはゼロに近づけられるような園庭環境を大切にしています。

見学後の振り返り

・事故を予防するという観点から、環境から危険を取り除くことに主きを置いていたが本当の意味での事故の予防は子どもが危険を察知して力を育んでいくことだということを再確認できた。
・三輪車から落ちてしまった子がいたが、自分の腕に傷がないか確認してすぐに遊び始めた。自分からやりたい!と思っているからこそ、すぐに次の遊びに向かっていた。など看護師さんならではの視点からの感想をたくさんいただき、こちらも学ばせていただきました。

保育所の園長先生も年長児のコマ対決に加わってくださいました。

これからも、公立・私立/認定こども園・幼稚園・保育園など施設・職種に関係なく、子どもたちのよりよい生活のために連携を深めていきたいです。