4月も終わりに近づき、園生活にも少しずつ慣れてきた子どもたち。
そんな中、今年度から宮前幼稚園・宮前おひさまこども園に仲間入りした新人保育者たちも、子どもたちとの日々の関わりの中で、たくさんの「気づき」や「成長」を重ねています。
今日は、新人保育者が綴った保育記録をご紹介します。
✨Aくんとのあたたかなひととき
クラスでのあつまりの時間
Aくんは、なかなか気持ちが向かず、マットの上で絵本を読んだり、人形遊びを楽しんでいました。
「一緒に行こう」「抱っこで移動する?」
そんな声かけにも「やだ〜」と返すAくん。
新人保育者は、昨日一緒に歌った『やおやのおみせ』の歌遊びを思い出しました。
そこで、移動の前にもう一度歌ってみると…
Aくんは「あるある」「ないない」と、楽しそうに応えてくれました。
さらに、食べ物以外の言葉(電車、ジュース、友達、保育者の名前)にも、「乗る乗る」「飲む飲む」「遊ぶ」と返してくれるAくん。
自分の名前に「遊ぶ!」と返してくれたことに、保育者は胸がいっぱいになったそうです。
子どもたちは、こんなふうに大人の存在を「楽しい」「安心できる」ものとして受け止めてくれているのですね。
「抱っこ」という言葉には「するする」と答えてくれ、そこから自然と抱っこ、そしてクラスの集まりへと移動することができたAくん。
言葉だけでなく、遊びや歌の中に思いを織り交ぜることで、心が通い合う瞬間が生まれることを、改めて感じた場面でした。
✨子どもたちの気持ちに寄り添いながら
この記録から伝わってくるのは、子ども一人ひとりの気持ちに寄り添いながら、柔軟に関わりを工夫している新人保育者の姿です。
「できるだけたくさんAくんのことを知り、その時々の気持ちに合わせた関わりを大切にしていきたい」
そんな思いをもって、これからも子どもたちと歩んでいきます。
新人保育者たちの成長と子どもたちの笑顔を、どうぞ温かく見守ってください。