乳幼児教育への想い Education

今この瞬間を、
わくわく生き活き
とびっきりに輝いて!
子どもも大人も

園長 亀ケ谷 忠宏

「人とつながる喜び(=愛)」と「創造性」こそ21世紀に人に求められる力です。

人間の素晴らしい力は“愛”と“創造性”だと信じます。
親の大きな愛情と、保育者のあたたかな愛情に包まれて、子ども達は確かな安定感と人への基本的信頼感を培って、
そこを土台に人とつながる面白さや喜びを乳幼児期に何層にも積み重ねていきます。

人間の創造性は社会を豊かにしたと同時に、
少なからず問題も作り出してきました。
その問題の解決には”愛”と”さらなる創造性”が欠かせないと考えます。

創造性の芽をたくさん発芽させてあげるのが
大事な乳幼児期の保育・教育の役割だと思います。
子ども達は、新しいものを創り出すクリエイティブな無限の可能性を秘め、
その創造力を日々あそびの中で発揮しています。
なによりも創造している時の子ども達は喜びに満ち輝いています。

乳幼児期は植物で言えば良い根っこを育てる大切な時です。
そのためには何が必要でしょうか?

十分な太陽——
それは、お母さんをはじめ、まわりの人の暖かい愛情

十分な栄養のある土——
それは、子どもの成長にとって、のぞましい環境(家庭、幼稚園)

子どもにとって、この暖かい愛情のぞましい環境の2つは
欠かすことはできません。
根っこは、その後、一生にわたって、幹や枝を支える大切な部分です。
早くから花や実を付けさせようとすると、
しっかりした根は作れません。

ですから、乳幼児期には、将来色々な栄養を十分吸収できる
たくさんの良い根をはらせてあげることが必要です。
つまり、丈夫な身体作り、安定した精神、自己コントロール、
豊かな情緒、社会性、対人関係、知的興味や関心等の芽生えを養うことです。

地上に出ていない根は外からは見えませんが、
しっかりその木の中心をつらぬいています。

このように、宮前幼稚園・宮前おひさまこども園では、
乳幼児期はその人の基礎となる根っこをしっかりと育てる時期であるという考えから

0歳は0歳さながらの
1歳は1歳さながらの
2歳は2歳さながらの
3歳は3歳さながらの
4歳は4歳さながらの
5歳は5歳さながらの生活に
十分にひたりきることが大切だと考えています。

乳幼児期の子どもの吸収力には目を見張るものがあります。
言葉も習慣も、心根までも吸収してしまいます。教え込もうと思えば漢字でも覚えてしまいます。
ですから、大人はこの時期の子どもにとって一番必要なものを見失わないで用意してあげることが大切です。

宮前幼稚園・宮前おひさまこども園では、乳幼児期には、

あたたかな愛情に包まれて
確かな安定感がつくられ、
あそぶことの中で生きることの楽しさ、
生きることの喜びを魂にきざみ込み、
あそびの中で味わった充実感、
友達と共感できる喜び、信頼するこころなど
その後の生活を支える豊かな感情や情緒、
意欲、意志、態度をしっかり育てることこそが大切

だと考えます。